『あした死ぬかもよ?』人生の終わりに笑うための27の質問

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あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー

著者: ひすいこたろう

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価格: ¥1,760

ISBN: 978-4799312629

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この記事を書いたライター

小林 一郎

小林 一郎 (こばやし いちろう)

年齢: 68歳 職業: 定年退職者

定年退職後に時間ができたことをきっかけに読書に目覚めた元会社員です。長年の人生経験をもとに、ノンフィクションや歴史小説、自己啓発書などを中心にレビューを行います。彼のレビューは、人生の知恵や教訓を交えた深い洞察が特徴で、幅広い年齢層の読者に支持されています。

人生の最期を意識することで見えてくる、本当に大切なこと

まずは、この本の概要からじゃな。

  • タイトル: 『あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問』
  • 著者: ひすいこたろう
  • 出版年: 2012年
  • ジャンル: 自己啓発書

内容は、「もし、あしたが人生最後の日だとしたら?」という問いを軸に、27の質問を通して、読者自身の人生観、価値観、そして本当に大切なものは何かを深く掘り下げていく、というものじゃ。

人生をリセットする27の魔法:わしが体験した心の変化

わしはこれまで、仕事一筋で生きてきた。定年退職後、時間ができて、ようやく自分の人生を振り返る余裕ができたんじゃ。そんな時にこの本に出会った。最初は、「死」というテーマに少し抵抗があったんじゃが、読み進めるうちに、これは「死」の本ではなく、「生」の本なのだと気づかされた。

27の質問は、どれもシンプルじゃが、深く考えさせられるものばかりじゃった。

  • 本当にやりたいことは何ですか?
  • 最後に伝えたい言葉は?
  • どんな人生だったら、笑って死ねますか?

これらの質問に答えることで、わしは自分の心の中に眠っていた、本当の気持ちに気づくことができたんじゃ。

特に印象的だったのは、「あなたの人生を映画化するとしたら、どんなシーンから始めたいですか?」という質問じゃ。わしは、家族との思い出、仕事での成功、友人との語らい…様々なシーンを思い浮かべた。そして、わしは、自分の人生が、決して平坦ではなかったけれど、かけがえのないものであったと、改めて実感したんじゃ。

なぜ、この本を読むべきなのか?

この本の優れている点は、何と言っても、その「問いかけ」の力じゃろう。著者のひすいこたろう氏は、読者に寄り添い、優しく、しかし核心を突く言葉で、わしらの心に語りかけてくる。まるで、長年の友人と語り合っているような、そんな温かい気持ちにさせてくれるんじゃ。

また、各質問の後に添えられた、古今東西の偉人たちの名言も、心に響くものばかりじゃった。これらの名言は、質問に対する答えを深め、新たな視点を与えてくれる。まるで、人生の先輩たちから、貴重なアドバイスをもらっているような、そんな感覚じゃった。

わしの心に刺さった言葉:明日死ぬとしたら、今日何をする?

わしが特に心に残ったフレーズは、これじゃ。

人は誰もが、いつか必ず死ぬ。
だからこそ、今この瞬間を大切に生きなければならない。

当たり前のことかもしれんが、改めてこの言葉を読んで、わしはハッとしたんじゃ。わしはこれまで、「いつか」やろう、「そのうち」やろう、と、多くのことを先延ばしにしてきた。しかし、この本を読んで、「いつか」は来ないかもしれない、「そのうち」は永遠に来ないかもしれない、と気づかされたんじゃ。

この本を、こんなあなたに届けたい

この本は、全ての人におすすめしたい。特に、以下のような方々には、ぜひ手に取ってほしい一冊じゃ。

  • 人生の岐路に立っている人
  • 日々の忙しさに追われている人
  • 自分自身の人生を見つめ直したいと思っている人

若い人には、これからの人生をどう生きるか、考えるきっかけになるじゃろう。わしのような年配者には、これまでの人生を振り返り、残りの人生をどう生きるか、考える良い機会になるじゃろう。

限りある人生、後悔しない生き方を。

 『あした死ぬかもよ?』は、「死」を通して「生」を深く考えさせてくれる、珠玉の一冊じゃ。この本を読めば、きっと、あなた自身の人生が、より豊かで、意味のあるものになるはずじゃ。そして、人生の終わりに、心から笑って「ありがとう」と言える、そんな人生を送ることができるじゃろう。

ぜひ、一度手に取って、27の質問に答えてみてほしい。きっと、新たな発見があるはずじゃ。

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