この本で一番の魅力は、なんといっても読んですぐに実践できる具体的なワークが紹介されていること！ 特に、意識を頭からおなかに降ろす「エレベーターの呼吸」は、何度か繰り返すうちに、本当に頭の中が静かになっていくのを感じました。まるで瞑想をしているような、不思議な感覚です。

さらに、直観を信じて行動する「右脳さんぽ」では、いつもの道も新鮮な気持ちで歩くことができ、小さな発見や喜びに満ち溢れます。普段、いかに思考にとらわれて行動していたのかを痛感すると同時に、直観を信じることの大切さを実感しました。

そして、忘れてはいけないのが、個性豊かなキャラクターたちの存在です。思考を司る「左脳さん」、直観を司る「右脳さん」、そして著者である「オカン」のやり取りは、時にコミカルで、時に深く心に響きます。まるで、自分の中にいるもう一人の自分と対話しているような感覚になり、読み進めるうちに自然と自分自身と向き合えるようになるのです。

本書の中で、特に印象に残っているのが 「思考は脳の自動機能」 というフレーズです。私たちは普段、自分が思考を生み出していると思っていますが、実は脳が自動的に作り出しているものに過ぎない…そう考えると、なんだか心が軽くなりませんか？

『左脳さん、右脳さん。』は、思考を手放して、もっと自由に、もっと自分らしく生きたいと願うすべての人におすすめしたい一冊です。この本を読み、実践することで、あなたもきっと新しい自分に出会えるはず。さあ、あなたも「左脳さん」と「右脳さん」と一緒に、意識変容の旅に出かけてみませんか？

このレビューが、皆さんの読書選びの参考になれば幸いです。これからも、皆さんに役立つ情報や、心が豊かになるような本のレビューをお届けしていきますので、お楽しみに！