余命と向き合うふたりの切ない青春!「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」死神からの余命宣告!?
この記事を書いたライター
高橋 美咲 (たかはし みさき)
年齢: 17歳 職業: 学生
高校生と余命一年の少女が出会うとき…
この本は、高山環さんって作家さんの作品で、高校生の川上椎也くんが主人公の物語だよ。椎也くんは、ある日突然、侍の姿をした死神から「余命二年」を宣告されちゃうんだ。そんな信じられない状況の中、椎也くんは、同じように余命宣告を受けた女の子、高梨楓さんと出会うの。
楓さんは、あと一年しか生きられない。でも、彼女は運命に負けずに、残された時間で自分のやりたいことをやり遂げようと、前向きに生きているんだ。
涙腺崩壊!こんなにも切ない恋があるなんて…
最初は、自分の余命を受け入れられなかった椎也くんだけど、楓さんと過ごすうちに、残された時間で本当に大切なものを見つけていく。ふたりの間には、特別な絆が生まれて、お互いを支え合いながら、限られた時間を精一杯生きようとする姿が、もう、胸がぎゅーっとなるくらい感動的だった!
忘れられない名セリフの数々!
特に印象的だったのは、椎也くんが楓さんのために、自分の余命を半分に分けてあげるところ!
俺たちふたりの新しい命日は今年の十月十五日だ。俺だけ一年長生きするのは不公平だしな
ってセリフ、もう、涙腺崩壊!こんなこと、本当にできる?って、考えさせられちゃった。
それから、楓さんが、椎也くんの小説が大好きで、彼に書き続けてほしいと願う気持ちも、すごく伝わってきた。「椎也は生きてください。生きて小説を書いてください。だって、わたしはあなたの小説が大好きなのですから」って言葉、もう、号泣!
命の尊さと愛の深さに触れる一冊
この本はね、私たちが普段忘れがちな「命の大切さ」とか「本当に大切なもの」について、改めて考えさせてくれる作品だと思う。
青春真っ只中の高校生が、余命と向き合いながら精一杯生きる姿は、同世代の私たちにたくさんのことを教えてくれる。もちろん、大人の方にも響くものがあると思う!
人生って、いつ何が起こるかわからない。だからこそ、一日一日を大切に、そして、自分の周りの人を大切に思って生きていきたいなって、心から思えたよ。
みんなも、ぜひ読んでみてね!